27日午前4時に米FOMCの議事要旨が公表された。
27日午前4時に前回のFOMC議事要旨が公表され、「緩やかな利下げが適切であると多くの参加者が指摘している」「データ次第で利下げ停止や利下げ加速との意見も見られた」など、無難な内容だった。そのような状況だがこの日のNY株式市場ではダウ工業平均が前半には300ドル以上下げたものの、その後切り返して5営業日連続高となる123ドル高で終了した。
今日の展望
今日は午後10時半にアメリカの第3四半期GDP改定値が発表されます。午後12時にアメリカの10月個人消費が発表されます。
日本時間の26日朝方にトランプ次期大統領が「中国製品に10%、カナダ・メキシコからの製品には25%の追加関税をかける」と表明した。26日早朝には38,800円付近で推移していた日経225先物だが、この関税発表で景気懸念が広がりリスク回避の動きが拡大。日経225平均は184円安の38,596円で寄り付き、前場には一時38,000円近くまで下落した。しかしその後小幅反発して後場になると38,300円付近で推移し、終値は338円安の38,442円だった。
すでに述べたように26日朝方にトランプ氏が追加関税を表明したことで、為替市場ではリスク回避の米ドル売り・円買いが拡大した。早朝に1ドル=154円台前半だった米ドル/円は、日中から一貫して円高が進行。午後9時頃には中東でイスラエルが新たな攻撃との情報が流れて50銭ほど円高になり、27日午前4時にFOMC議事要旨が公表されても円高基調は変わらず27日午前中には一時152円50銭台をつけた。
26日日中は円安・NZドル高に動いて夕方頃には1NZドル=90円をつけた後、午後9時頃から27日未明にかけて円高に動き27日朝方までには89円台前半になった。そして午前10時にNZ中銀が政策金利を発表し、予想通り0.5%の利下げで政策金利は4.25%とされた。しかし一部は0.75%の利下げを発表していたために発表直後には50銭ほど急騰。その約1時間後には発表前の水準まで急落する乱高下を見せた。
11月5日の米大統領選でトランプ氏が勝利して以降は急上昇が続いてきたビットコインだが、今週になってついに上昇は止まり調整相場になっている。26日朝方には1,450万円だったレートは、日中は同じ水準に留まっていたものの夕方頃から下落。27日未明になっても下げが続き、午前5時過ぎには1,400万円を割って1,300万円台をつけた。また米ドル建てでもほぼ同じ時刻に91,000ドルまで下がってきた。(注:チャートは米ドル表記です)
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