米SECの現ゲンスラー委員長は、トランプ氏が大統領選で勝利したことを受けて来年1月をもって退任すると表明した。その後水面下で次期委員長選びが続いていたが、今週になって仮想通貨に好意的なポール・アトキンス氏が濃厚だと報じられた。
アメリカのSEC(証券取引委員会)という組織は、株式をはじめとする金融業界を監督・規制する重要な役割を担っている。そして2017年頃から世界で仮想通貨が台頭してきたため、SECは仮想通貨に対する規制業務も行ってきた。
現在のSECのリーダーとなっているのはゲーリー・ゲンスラー委員長で、2021年にバイデン大統領に任命されてこの職に就いた。そしてゲンスラー委員長は仮想通貨業界への取り締まり強化に積極的であり、就任後にバイナンスやコインベースなど多くの仮想通貨企業に対して提訴を含む厳しい措置を取ってきた。
しかしトランプ氏が今年の大統領選候補者になったことで風向きが変わった。トランプ氏は7月に行われたビットコインのイベントで「私が大統領に当選したら、アメリカを仮想通貨の超大国にする」と発言。そして当選したらゲンスラー委員長をクビにするとも述べていた。
トランプ氏はそのまま11月の本選挙で勝利し大統領になることが確定。そのためゲンスラー委員長は自分の立場が危なくなったことを自覚して、11月になり「1月をもって退任」と自ら職を下りると表明した。
退任表明後は暫定的な委員長代理が指名され、水面下では次期委員長の選定が進められてきた。そして今月になって、ポール・アトキンス氏が来年1月からの次期委員長になる可能性が高いと報じられた。
アトキンス氏はもともとはロースクールを卒業した弁護士だったが、2002年から08年まではSECの委員も務めた。
なおここでSECの委員制度について確認すると、委員は委員長も含め合計で5人。そして特定の政党の思想に染まることを防ぐために、単独の党は3人までしか委員にしてはいけないことになっている。
そしてアトキンス氏は2017年以降は仮想通貨関連の団体に所属しており、仮想通貨にかなり好意的な人物として知られている。
現在のところSECの委員構成は、民主党がゲンスラー委員長を含め3人、共和党が2人となっている。ゲンスラー委員長が退任することで民主・共和2人ずつとなり、委員長の枠にはどちらの党が入ることも可能になる。
現在委員を務める共和党のへスター・ピアース氏とマーク・ウエダ氏はどちらも仮想通貨には肯定的な考えを持っている。そこにアトキンス氏が加わると、共和党からの3人は全て仮想通貨に好意的な委員ということになる。
アトキンス氏が委員長になれば、来年からのSECは今年までと180度変わって仮想通貨を支援するような組織になるだろう。来年はアメリカにおける仮想通貨の発展と、仮想通貨市場の高騰が期待できる。
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